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導入事例

横河ブリッジホールディングス様

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「基幹システム刷新を機にAWSを採用、enterpriseCloud+で短期構築とコスト最適化を実現、安定運用に満足しています。」

ユーザー企業紹介

横河ブリッジホールディングス様

株式会社横河ブリッジホールディングスは、横河ブリッジグループの持株会社で、「社会公共への奉仕と健全経営」を企業理念とし、安全で高品質な社会インフラの提供を通じて社会に貢献することを使命としています。
横河ブリッジグループは、100年以上にわたり社会インフラの整備に貢献してきた企業グループで、橋梁をはじめとする鋼構造物の設計・製作・施工から保全まで一貫した技術力を強みとし、国内外のインフラ構築を支えています。
今回は、グループ全体で利用する基幹システムのクラウド基盤にアマゾンウェブサービス(以下AWS)を使った当社サービスenterpriseCloud+(以下eC+)を採用された経緯について、プロジェクトの中核を担われた担当者の方にお話を伺いました。

1. 社会インフラを支えるグループ経営のもと、持続的成長と安定した事業基盤強化を推進

横河ブリッジグループでは、グループ一体の経営のもと、持続的成長と企業価値向上に向けた取り組みを着実に進められています。

近年は、事業環境の変化や不確実性の高まりを背景に、事業基盤の強化と変化に柔軟に対応できる体制づくりが重要なテーマとなっています。こうした中、第7次中期経営計画では、「成長分野へのグループ経営資源の積極投入と収益構造の強靭化」を基本方針に、事業と経営基盤の両面から変革を推進されています。各事業のシェアや領域の拡大と、そのための競争力強化に加え、ヒト・モノ・技術・資金といった経営資源を連動させることで、強固で柔軟な事業構造の確立を目指しています。

また、「匠の技とデジタル技術の融合」による価値創出に向け、デジタル技術の活用も重要な取り組みとして位置づけ、長年培ってきた「匠の技」とデジタル技術を融合させることで、各事業のスマート化を図っています。

これらの取り組みにより、社会の変化に柔軟に対応しながら競争力を高め、持続的成長に向けた基盤強化が着実に進められています。

2. 基幹システム刷新を契機としたインフラ基盤の見直しとクラウド活用の検討

グループ全体の最適化と将来の成長を見据える中で、長年利用してきた基幹システムの老朽化が大きな課題となっていました。

従来の基幹システムは業務基盤として一定の役割を果たしてきたものの、稼働開始より20年近く経過したいわゆるレガシー化したシステムで、多くの課題を抱えていました。そして、事業拡大や環境変化に対応するためには、システムだけでなく、それを支えるインフラ基盤のあり方も含めた見直しが求められていました。このため、今回の取り組みでは、基幹システムの刷新を契機に、インフラを含めたIT基盤全体の再設計を視野に検討が進められました。

基幹システム側では、業務の標準化や効率化を図りやすいパッケージシステムをベースとし、個別開発に過度に依存しない安定したシステム構築を目指す方針が定められ、これにより、導入時の負荷軽減と保守性の向上が期待されました。

一方、これを支えるインフラ基盤についても、可用性や災害対策の強化に加え、事業環境の変化に応じた柔軟な拡張やシステム連携への対応といった観点から、クラウド基盤の活用を前提として、基盤の検討を行いました。さらに、単なる環境の置き換えではなく、運用効率の向上や管理負担の軽減も重要な検討要素となりました。

こうした観点を踏まえ検討を重ねた結果、信頼性や拡張性に加え将来の運用効率も見据え、AWSの採用を決定しました。

3. クラウド活用における課題とeC+の採用

AWS環境でのシステム構築を進めるにあたっては、新たな取り組みならではの課題がありました。

クラウド移行に伴い、構築・移行・運用の各フェーズで検討すべき観点が広がり、従来とは異なる前提での設計や運用が求められていました。また、大規模災害を踏まえたBCP強化の観点からも、IT基盤全体の見直しが必要とされていました。

導入検討の過程では、システムだけでなく運用や保守も含めて課題が整理され、自社のIT基盤を見直す機会となりました。その中で採用されたのが、シーエーシーのAWSクラウドサービス「eC+」です。

必要な運用機能が整理されている点や導入実績が評価され、不確実性の高い基盤刷新において安心して判断することができました。プロジェクトチームからは、「クラウド移行にあたり検討すべきポイントが整理されており、導入判断を進めやすかった」「不確実性の高い領域においても安心感を持ちながら検討を進められた」といった評価がありました。また、「何をどこまで準備すべきかが見えやすく、一から環境設計を行う必要がなかったことが大きかった」といった声もあり、検討から導入までを比較的スムーズに進めることができました。

4. eC+活用による短期構築と運用効率化の実現

本プロジェクトでは、将来を見据えたインフラ設計を行ったことにより、構築段階において運用面まで見越した基盤整備を進めることができました。その結果、個別に詳細な運用設計を積み重ねる負荷を抑えながら、AWS環境を短期間で立ち上げることができました。

構築フェーズでは、監視やバックアップといった運用機能を一から設計・構築する必要がなく、用意された機能を活用することで設計・構築にかかる工数を抑え、導入をスムーズに進めることができました。さらに、開発工程と並行しながらも、本番リリースに向けた準備を無理なく進めることができた点は、大きな成果といえます。

一方で、運用開始後は安定稼働が実現され、日常的に多くの操作を必要とする場面は少ない状況となっています。これは、初期設計の段階で将来の運用まで見越したインフラ設計を行ったことが寄与しているもので、「運用に入ってからは特別に手を加えることがなく安定して稼働している」「日常的な運用負担が小さい」といった実感につながっています。

また、技術的な問い合わせや相談ができる体制が整っていることで、「必要なときにすぐ相談できる安心感がある」「万が一の際にも対応できる環境が整っている」といった点も重要な要素となっており、将来的にも無理なく安定したシステム基盤を維持できる体制を整備することができました。

5. 今後の展望:実績を踏まえたIT基盤のさらなる活用へ

現在、基幹システムはAWSおよびeC+の活用により構築した環境で安定稼働しており、グループ全体の業務基盤として重要な役割を担っています。今回の取り組みを通じて、クラウド環境における構築・運用の有効性を確認することができました。

今後は、この実績を踏まえたうえで、特定の環境に限定せず、システムの特性や要件に応じた最適なクラウド基盤を選択していく方針で、AWSやeC+についても選択肢のひとつとして位置づけられます。今回得られた知見や運用経験を活かし、デジタル活用の推進において、変化に柔軟に対応できるIT基盤の整備につなげていきたいと考えています。


※記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
※本事例の内容は2026年時点のものです。

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