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導入事例

株式会社ドトールコーヒー様

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保守切れ間近のOracle Exadataの移行を、CACの全面サポートにより、業務影響なく短期間で実現することができました

お客様プロファイル

株式会社ドトールコーヒー
https://www.doutor.co.jp/

株式会社ドトールコーヒーは、「一杯のおいしいコーヒーを通じて、お客様にやすらぎと活力を提供する」の企業理念に沿って、1962年の創業以来、半世紀以上にわたり全国に店舗展開しています。

今回は、統合データベース「Oracle Exadata」からアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)のAmazon EC2を採用し、データベースを移行された経緯について、株式会社ドトールコーヒー システム部長 湯浅 健二様、システム部 システム企画推進課 インフラ設計構築マネージャー 田代 和彦様にお話を伺いました。

【課題】ドトールコーヒーの統合データベースである「Oracle Exadata」の保守サポート終了に伴うリプレース

統合データベースは、Oracleアプライアンス製品「Oracle Exadata」(以下Exadata)で稼働中でしたが、2018年に保守サポート終了を控え、初期コスト・増え続けるデータへの拡張対応や運用業務、オンプレでは5~7年のサイクルで更改を繰り返すことや、今後もOracle依存したシステムに疑問を感じ、今後のシステムはクラウドへ移すという方向性もあったので、この機会にクラウド移行を本格的に検討しはじめました。

その中で、数多くあるクラウドサービスの中から、AWSは「Amazon社内のビジネス課題を解決するために生まれたサービス」であることに共感し、AWSのサービスを活用することでビジネス課題の取組みもスピーディに実施できると考え、当社システム部門もよく似た境遇の中でユーザーの期待を応えることが出来るのではないかという想いから、AWS採用の決め手となりました。

【選んだ決め手】リプレースまでのタイトなスケジュールに対して、5つの重要ポイントに応えられるのがCAC

Exadataの保守サポート終了を控え、移行終了までに1年を切っていました。オンプレかAWSかの判断には、振り返るとPoCはとても重要プロセスであったと認識しています。PoC環境構築からデータ移行まで約2ヶ月の間に、PoCの結果が出てから時間を空けずに移行プロジェクトを開始するというタイトなスケジュールに対し、

  1. 1.当社事業とシステム構造への深い理解と改善提案力
  2. 2.移行後のビジネス課題への継続的支援体制
  3. 3.DB移行作業の安全性と技術力
  4. 4.AWS運用に精通され長年の構築・移行・運用実績
  5. 5.コスト抑止

上記の5つを重要なポイントにおいて、5社競合状況の中からCACを選択させていただきました。

【構築/移行のポイント】EC2上で「Oracle Exadata」と同等かそれ以上のパフォーマンスが実現でき、停止時間を最小限に抑えることが出来た

湯浅 健二 様
システム部長
湯浅 健二 様

移行において、以下の2つの課題解決が必要でした。

  1. 1.Exadataからの移行
  2. 2.移行時のシステム停止時間短縮

一つ目はデータベースアプライアンスとして最適化されたExadataからのデータ移行です。データベースはOracleですが、アプライアンスとしての性能を発揮するため、独特な特徴を備えていたため、バックアップ/リストア技術、スキーマ構造など、EC2上のOracleデータベースへの移行は、あらゆる角度で検証・分析を行い、当社の環境における最適解を見出していただきました。

二つ目は、移行時のシステム停止時間短縮です。主に店舗への影響を抑えるために、夜間閉店から翌日早朝開店の短時間で移行作業を完了する必要がありました。各システムのデータベースに対する参照や更新するタイミングなどの特徴を調査・分析したところ、移行方法をいくつかのパターンに分けられることが判明しました。

その結果、短時間で移行作業を終了することが出来たため、店舗やユーザーへの影響を抑えることができました。

【成果】移行後はトラブル無く、安定稼働を継続中。運用改善や新しい挑戦がAWSのサービスで出来ることも大きなメリット

運用開始後は、なんらかの障害が発生すると思っていましたが、2ヶ月以上経過後も障害が発生していません。また、処理速度も全体的に3割程度短くなりました。もちろん、EC2上のOracleデータベースに合わせてチューニングした結果もあると思います。さらに、データベースのメンテナンス時間をこれまでより1時間程多く取れることで、今後の運用改善に取り組みやすくなりました。

田代 和彦 様
システム部 システム企画推進課
インフラ構築設計マネージャー
田代 和彦 様

統合データベースの運用改善に向けて、今後の計画があれば教えてください。

Exadataは統合データベースとして利用しておりましたが、今後、統合データベースのDWH機能をRedshiftへ移行する予定です。既にPoCも開始しており、Amazon Redshift Spectrumも活用することで、コストパフォーマンスへの課題もクリア出来る見通しです。そして、EC2上のOracleデータベース領域を徐々に縮小し、近い将来には、Amazon RDSにOracleとは違うRDBMSへの移行も検討しており、AWSマネージドサービスを活用して、コスト削減を図りたいと考えております。

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